毎年恒例の夫の秋バテですが、今年は例年よりもひどく、朝昼晩と食事を摂れなくなりました。
元々そんなに食事をとらない夫ですが、みるみるやつれて体重も2週間程度で3kg減少。
180cm 56kgというやせ型から更に痩せて54kgになったことで、さすがに夫も不安を覚えて内科を受診。
逆流性食道炎と診断されました。
完治せず、良くなったり悪くなったりを繰り返しておりますが、原因の考察と、治療の内容を報告します。
1.逆流性食道炎になった原因の考察
逆流性食道炎はどんな症状?
逆流性食道炎は、強い酸性の胃液や、胃で消化される途中の食物が食道に逆流して、そこにとどまるために、食道が炎症を起こし、びらん(粘膜がただれること)や潰瘍(粘膜や組織の一部がなくなること)を生じる病気です。このため胸やけや胸の痛みなどさまざまな症状が生じます。
astellas 様より
夫の逆流性食道炎の症状
夫の症状は、胸やけとそれに伴う食欲不振です。
胃酸が逆流してきているのか、喉の奥に酸っぱさを感じるとの事です。
喉の奥にガスが溜まっているような感じもしていて、ゲップが出ると少しスッキリするとの事です。
気持ち悪さに付随したものだと思いますが、不眠にも悩まされているようです。
常にだるさを感じるにもかかわらず眠れないようです。
因みに、ピロリ菌の検査もしましたが問題ありませんでした。
逆流性食道炎になった原因
さて、なぜ逆流性食道炎になってしまったのでしょう?
かかりつけのお医者様や、かかりつけの薬剤師様に、逆流性食道炎の原因を教わったところ大きく分けて3つほど出てきました。
1. 食べる物(過食。油過多。タンパク質過多。)
まず一番に挙げていただいた原因が、この食べる物についてです。
下記で詳細を書いていますが、食べる物について(過食・油過多・タンパク質過多)は、食べる量が少ない方向には問題があると思いますが、多い方向には問題ないのではないかなと思います。
朝は、フレークと牛乳。やる気があったら牛乳を入れたコーヒーを飲みます。
牛乳もトータルでコップ200ml程度と、過食・油過多・タンパク質過多には当てはまらないと思います。
食べれなくなってからは、カロリーメイトかウィダーinゼリーを摂れたらとっていますが、これも当てはまらないでしょう。
昼も、夫は会社の社食を摂っています。
献立を見る限り、油が多いとか、肉・野菜のバランスが悪いとか、不健康そうには感じません。
以前の問題として、夫は食に対するこだわりが逆方向に強い(口に合わないものは食べないし、無理して食べるくらいなら空腹でもいい)ので、基本残します。
口に合わなかった時も、やる気があったら白米だけには箸をつけるとの事なので、これも過食・油過多・タンパク質過多には当てはまりません。
晩は、白米0.3合、120~180gの肉か魚、片手山盛り分の野菜の入った味噌汁が基本のルーチンです。
どうせ夫が残すので、副菜作りは最近はさぼり気味です。。
androidの栄養管理アプリに、晩御飯に使った食材・調味料を入力してみましたが、カロリーや何かの栄養素がとびぬけて多い事もありませんでした。
因みに使った栄養管理アプリは、あすけん様です。
まあ結局夫は全て食べずに残すので、正確な量は分かりませんが。
ということで、食べる物について(過食。油過多。タンパク質過多。)は、少ない方向には問題があると思いますが、多い方向には問題ないのではないかなと思います。
2. ストレス
ストレスは、生活する上で誰でも大なり小なり感じていると思います。
夏バテ秋バテやら、仕事やら、口に合わない食事やら。
この中でも、毎年夫がこの時期に起こしている夏バテ秋バテが、大きなストレスになっているのではと感じました。
今年は特に夏が暑かったことから、身体にたまっていた疲れも大きかったのでしょう。
これについては、夫が仕事や生活にどのようなストレスをどの位感じているか、本人にも度合いの理解が難しいようなので、私の勝手な予想を並べます。
食については上記の通り、常にストレスを感じているでしょう。
仕事についても、残業時間を見る限り大変そうです。
帰っててすぐ、ぐったりして、ため息をついているような感じです。
本人は家庭に持ち帰りたく無いようで、仕事内容を私も含めて誰にも話してくれませんが、まあ大変だと思います。
3. 姿勢
下の図の用な①猫背や②仙骨座りも控えた方が良いと言われました。
①猫背になる(≒前かがみになる)ことで腹圧が高まり、胃の中のものが逆流しやすくなるとの事。
②仙骨座りとは、その名の通り仙骨で座ること。
仙骨とは下のアニメーションで言うと赤い部分のことです。
仙骨座りは、椅子から滑って座っているようなイメージです。
wikipedia 様より
できる限り座骨座りをするように勧められました。
座骨とは、上のアニメーションで言うと、丸い穴の開いている骨の下部分です。
座骨座りのイメージは、姿勢の良い座り方です。
車いすを利用される方や、デスクワークをする際に椅子にもたれかかる方に多いかと思いますが、逆流性食道炎の方はご注意ください。
2.逆流性食道炎の治療の内容
かかりつけ医のお医者様からは、2種類のお薬を処方されました。
初回の診察では朝食後に飲むネキシウム20mgを処方いただきました。
お薬を服用して仕事も休んで安静にしていても中々よくならなかったので1週間後に2回目の診察を受け、毎食前に飲むモサプリドクエン酸塩錠剤5mgと朝食後に飲むタケキャブ錠20mgを処方いただきました。
どれも胃酸の発生を抑制させるお薬です。
効くまで30分~1時間程度かかるようですが、一応調子は良くなっているようです。
3.結論
何もひねりのない結論となり申し訳ありませんが、
脂っこく高たんぱくな食事を摂らないようにして、秋バテの治まりを待って、姿勢を正して、安静にしてもらいます。